■体外離脱

幽体離脱・又は体外離脱の本質は「肉体との同一視を強める」、又は「自分は肉体である」を強めてしまう結果になる。
見た目には体脱経験は、「自分は肉体ではない」を確証してくれるかのように一見されるが、
そうではない.
私を五つのコーシャ(鞘・身体)と同一視してしまう。

体脱した、その自分は寝ている、又は横たわっている肉体のコピーに過ぎず、その横たわる自分と同じ洋服を着て、同じ記憶で、同じ悩みで、同じレベルで、同じくワンネスではない。
                    
この状態は、私達が臨終を迎え、幽界や霊界にいる状態と同じで、肉体にいるときと、そっくりの全く同じ記憶、想念が作り出した肉体を持ち、物質界にいたときと同じような環境を作り出す。即ちこの肉体との一体視が続いてしまう。
だから「自分は肉体ではない」の真実に至らないのだ。

従って体脱した私は死後と同じように、肉体との同一視を続け、二元性の罠で生き続ける。

体脱状態は非二元性ではない
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