新しい葡萄酒は新しい革袋に入れなければならない、入れれば古い革袋は裂けてしまう

これは新約聖書からの言葉である

真我という新しい葡萄酒は

この私である古い観念と想念が詰まった古い革袋に入れれば、革袋自体が裂けてしまい
新しい葡萄酒である真我を注ぐことは出来ない
と
そのような意味の聖書の言葉である

新しい真我という葡萄酒が注がれるためには
新しい革袋を用意して準備されなければならない
注がれるためには新しい革袋が必要である
真我を注がれる新しい革袋が必要とされる

その為には
古い革袋は新しい革袋と交替されなければならないのだ

即ち
真我がこの器とも言うべき「意識の座」に注がれるためには
この注がれるべき器である意識の座が

新しく準備されなければならない

古い観念と想念で一杯詰まったこの意識の座は
真我を受け入れるべく新しい意識の座に交替しなければならない

そのように
私達が意図し、そのように決意することも、起きていることであり
願われている
正しい道である
だからこそ
私達はそれを意図し、熱願し、行動すべきである

しかし
結果は
その事の実現は、起きることであり
この意識の座が引き起こせることではなく
この意識の座には、それを願い、準備することができるだけである

「招かれる者は多いけれど、中に入れる者は少ない」

いま、私達は
準備をし
備えるべきである

その為には、自らが内なる真我に向かい、光の根源に向かい、そこをに焦点を定めて
すすみ行かねばならない
この私が消滅するために進み歩まなければならない
古い革袋を棄て新しい革袋が与えられるためにも

それが
実際に、いつ、この私が真我に向かう事で消滅する事が出来て根源の真我の光に融合しうるかどうかは
それの前提条件として
まず初めに、私達自身が
自らの消滅を願い、根源である内なる真我に向かって、実際に歩みを始めなければ
そのことが起こることも出来ない

起きるためには、まず私達が
その古い革袋が裂ける前に新しい革袋になるよう
歩みを始めなければならない
まず初めに
新しい葡萄酒である真我を受け入れなければならない

そして
受け入れるためには
古い葡萄酒である
想念と観念を流さなくてはならない
真我に向かっての実際の行動を始めるとき

あちら側からの
彼岸からの
根源からの
恩寵により

その生まれ変わった革袋が準備されて

内なる真我という葡萄酒がその生まれ変わった新しい革袋に
注がれることだろう

結局は私達は
そのように運命づけられている

全ての被造物は創った物自身である

私達は分離していない
一体である
一つの命である
と
そのように覚者から
言われ続けているではないだろうか