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私は私である





シャンカラは言う

あなたは肉体ではない。

あなたはその肉体の記憶である人格や個人ではない。

あなたはその肉体を私だと思い、思考している私ではない。

あなたは行為している私ではなく、私が行為していると思っている私でもない。

あなたは「私という観念」ではない。

あなたは思考でもなく、感情でもなく、衝動でもなく、恐怖でもなく、観念でもなく、行為しておらず、それらの諸体ではない。

あなたはそれらの諸体の感覚や知覚や、想念や、それらを統括している統覚機能でもない。

あなたは自分が認識の主体だと思っている主体でもなく統覚機能ではない。

あなたは今此処に在って息をして、生きている生命であり、分離していない認識である。

あなたは思考や分離している意識ではなく、分離していない気づきである。

あなたは分離意識でもなく、無意識でもなく、無我ではない、真の私である、真の主体である。

それらの意識を支え、無意識を支え、息の根源、血流をならしめている「私そのものである」。

あなたは真の私であり、あなたが生命であり、あなたが息をし、意識を支え、無意識を支えている。

あなたは実在であり、あなたが真の私、真我である。

あなたはあらゆる私の私である。

「私は肉体ではなく、思考でもなく、分離でもない」「それらは私ではない」と私ではないものを否定している私であり、

そのあなたは否定されるものではなく、否定され得ない実在である

真の主体、真の私である。そのあなたこそが「あなたはそれである」といわれる真の私である。

あなたとは「わたしは存在していない」の逆である。あなたではないものは存在していない。

あなたはすべてに存在している。あなたではないものは存在していない。

あなたはすべてのわたしを愛している私である。

あなたはすべてであり、すべての私であり、すべてはあなたであり、それが真の私である。