天動説と地動説

2024/08/31(土)
天動説と地動説

私達とは地動説のことは信じているけれども、実際には地動説は信じて
いるだけで天動説の事象を知覚しその天動説の中で生きてるといえます。

天道説を知覚し実感しその中で生きている人とはこの私の事です。
それは自分が自分の力で生きていると実感し知覚しているこの私のこと
であって、即ちこの私自身、「神のロボットの私」、「神の演技の私」
のことであり、「結果である私」のことでもあります。

その神のロボットであるこの私の知覚認識では、どう見ても地動説は知覚
できません。とても地球が太陽の周りを回っているようには知覚するこ
とは出来ないのであります。自分が神のロボットだとは知覚できないのです。

ここでいう神のロボットとは脳が受信している思考の記憶を自分だと思い込ん
でいる「輪廻転生しているサイコノエティック体の私」の事です。

一般のスピリチュアルの世界ではその私を「魂」と呼んでおりますけれども、
正確には、それは霊の一部である魂ではなく、魂の永遠のパーソナリティー
から発出しているコーザル原子の先端部分であり
この現在のパーソナリティーでありサイコノエティック体の私の事だと
おしえられています。

この現在のパーソナリティーは魂とは繋がってはいるが魂それ自体では
なく、又永遠のパーソナリティーというハイヤーセルフでもないと言わ
れています。

この現在のパーソナリティーは未発達であり、自分自身を記憶の反応
(受動思考)と全く一体化してしまっているところの魂と繋がるコー
ザル体の先端部分である。と言うことでありましょう。

さて、此処で言う天動説とは「私は肉体である」「私は相手ではない」
「私はあなたではない」との虚偽の知覚であり、その知覚である私達、
神のロボットの意識内容のことです。

此処で言う地動説とは覚者達が人類に説いている真実、即ち「汝はそれなり」
「全てはひとつ」「見るものは見られるものである」のことでありますが、
それは頭や記憶では決して知覚することが出来ないたましい・真我の知覚、
現象世界の実相、真理のことであります。

この天動説を実感している私達が地動説を実感し理解するためには
自分が魂と繋がりを回復する必要が有り、その為には、現況ではたましい
真我としての宇宙のものの知覚がないので、その地動説という真理は
信じるしか方法がないのであります。

ここで私が何故、真理である地動説と、虚偽の知覚である天動説の話しを
しているかといえば、

それは真我の立場から賢者が話す真理は、私達に於いては頭で記憶して
いても、それは実際の理解でなく、誤解にしかすぎません。そして
それを聴いていて信じている限りは、実際には私自身は天動説の知覚し
か無いのであり本当は何も知らないのです。それは私達は未熟な神の
ロボットだからでありましょう。

この私であり、天動説の知覚しかないロボットが地動説を理解して
それを知覚するためには、このロボットである私達が魂と繋がり、そして
【ハイヤーセルフ】と一体化して、新たに生まれ変わらなければならない
と思います・・それは蛹が蝶になるように・・。

そしてその為には(真理である地動説を知覚認識する為には)
この私達であるロボットが自らを高め変身できるように、八正道を実践し
正しいワークをして、自己想起し自らが脱皮する以外にないのである。


頭で地動説(私はあなた、全てはひとつなど)を記憶してもそれは
全く以て理解でもなく、知覚していることでもありません。
記憶することは理解することではないからであります。

この記憶状態では私達は知っているつもりになっているだけであり
実際には何も知らず、その知っていないと言うことすらも知らない
最悪の状態にいることを理解しなければ前に進めないと思われます。

地動説を知覚理解するために、自らが脱皮できるように、毎舜毎舜
に鋭意し注意を払い、受動思考と同一化しないように八正道を実践
して行かねばならないことでありましょう。



× 閉じる