如何なる自己もすべてを包み込む自己でなければ本物ではない・・ミルダッド

2023/07/28(金)
如何なる自己もすべてを包み込む自己でなければ本物で
はない・・ミルダッド


私の感想

このミルダッドを読んで何のことを言っているのか
私には理解することが出来ないのです。

というのもこの理解出来ない私は記憶の反応だからで
理解出来ないのは当然であることでありましょう
ミルダッドは至高の実在の観点から私達に語りかけて
いるからです。

では、もしこの私が記憶の私ではなくて魂と繋がる私の
意識だったら、少しは理解出来るかもしれないのですが・・。

そしてもしも、この私が魂と一つになった私であるなら勿論
理解出来ることでありましょう

さらにこの私が本物の私である魂の大元の実在と一つになった
意識であるなら
この先をも理解して時間と空間の制約を超えることが出来る
のかもしれません。

私達は肉体を自分だとする記憶の反応=思考の中でだけで
生活し生きているので
この現在の人類が共有している五感の知覚しか知りません。

そして私達は、この時間と空間という制約の上でなり立ってい
る五感という感覚だけが
すべてだと固く信じているので、「意識」という空間に拡がる
超感覚があることを全く否定しています。

・・そしてこの五感の次の段階である超感覚的意識段階
更にその先の超意識的意識段階という内なる魂-霊の意識が
拡がっていることなど全くもって知るよしもありません。


私達人類は自分のこの肉体の条件付けられている五感とい
う時間空間の知覚だけを知っているので、それ以外の高次
知覚のことなどは全く知りませんので、それを非科学的とい
う言葉で否定しています。が、否定している私達こそ非科学
的であることに気がつきません。

エレブナではこの肉体の五感から⇒諸体の超知覚⇒魂の超
意識という
更に続いている霊の高次の知覚のことを詳しく解説しています。

例えば肉体ではなくて諸体の超知覚では、その超知覚とは思考
の知覚ではなくて意識的意識段階の知覚となりますので
空間に関して言えば、肉体ではパリまでは何かの移動媒体で空
間を移動するのでありますけれども
意識体である諸体にとっては意識の速度は光速以上の早さで
あり、それは場所や空間という制約を受けませんので、パリ
と思っただけで、その瞬間に私達の意識の前にパリの街が現
れていると言う具合なのでありましょう。

・・それは諸体は肉体のように肉体がパリに移動するのでは
なくて私達は意識体なので、その意識が空間であり遍満してい
ので、移動ではなくて、意識の焦点を変えるだけで、パリと思っ
ただけでパリにいることになります。意識体はその特定の場所
意識すれば、世界中の何処にでも自分はいることになるとい
うことでありましょう

思うだけでその世界の何処の場所も目の前に出現しているという
ことでありましょう。


では時間に関してはどうでしょうか?
高次の霊魂の知覚ではなくてもこの諸体の時間の感覚とはどうなっ
ているのでありましょうか?
私達の思考の感覚では時間とは過去現在未来と流れており、過去
とは既に過ぎ去ったものであり、未来は未だ来ていないと、その
ように思われています。それは記憶に囚われた思考の知覚ではな
いでしょうか。

私は勿論未熟なのでこの諸体の超感覚はないのでよく分からない
のですが、あえて推測するには・・
意識の中には〈過去現在がアカシックレコードとして〉書
き込まれている情報があり、未来に関しては更なる高次の
普遍意識にその情報があるとされています。
もし私達が記憶の束縛から脱して、生まれ変わり、霊魂として
さらに進化を遂げて至高の霊そのものへと帰還したとき、
そこへアクセスする事が可能になると言われております。

巷でよく耳にする未来の情報が外れるのはそれが私達の
高次潜在意識の中の本物のアカシックレコードなのか、それと
も他のソースにアクセスしたのか、それとも普遍意識にア
クセスしたのかどうかは、その本人の進化状況、意識段階、
霊格によって全く異なることであるからなのでありましょう。

私達(たましいと繋がっている私)本人がどれだけ霊魂の意
識と繋がっているのかによって異なる情報を得ることになり
ますので私にはそれの真偽は分かりません。

さて肝心の霊魂による超知覚、超意識に関しては、私達の
肉体の五感や私達の知っている記憶という思考の知覚
感覚ではなく、更に霊体や幽体の超感覚をも超えて、時空
に限りなく拡がっている意識自体の超感覚、超意識の
感覚なので、空間的には宇宙まで拡がっていて時間と
空間という制約がなく、この超意識の中に時間と空間
はあるいいます。

この超意識の知覚内容に関しては以下の様なミルダッ
ドという超意識からの解説になります

「大地全体があなたの中で生きている
あなたの中に万物があり、万物の中にあなたがいる」

「如何なる自己もすべて万物を包み込む自己でなければ本
物ではない」

「万物一切への意識を成長させて、初めてあなたは自らの
内にある万物一切の意志や、万物一切の内にあるあなたの
意志を意識出来る様になる」

「万物の内にあるあなたの意志と、あなたの内にある万物
への意志を意識出来るようになって、初めてあなたは全能
の意志の神秘を知ることが出来る」


悲しいかな
私達(たましいと繋がっている私)は非常に未熟なので
記憶である思考と完全に一体化して、この条件付けられている
脳による知覚感覚だけがすべてであり、それ以上の諸体や
魂、そして霊による時間と空間を超えている知覚がある
ことをしりません。

しかし私達人類がその超知覚や超意識があることを自分
の経験からいくら否定しても、多くの先輩達が示してい
るように、実際の事実としてその時間と空間を超えた超
知覚や超意識はあるのであります。


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