「思考の過程のみがあり、その思考を制御することができる思考者はい
ない」
恐怖について何かしようとしている実体それ自身が架空のものなのです。
事実あるのは恐怖だけです。
見守っているものも、また恐怖なのです。・・クリシュナムルティー
このことが明らかなら、観察者は観察されるものであり、思考者は思考であ
り、行為者は行為であり、そこに分離はありません。
私とは思考なのです。思考している思考者ではなく。
そして、この「思考者は思考である」「思考のみがあって思考者はいない」
と云う理解は、直接の経験でなければなりません。
このような理解があるとき、思考を超え出る可能性があります。
・・クリシュナムルティー