虚偽を虚偽と見
虚偽の中に真理を見
真理を真理と観よ
・・クリシュナムルティー
虚偽を虚偽と見るとは何だろうか?
それは、
自我が、「私は私だ」と詐称してる、この嘘、自我が起こしている「私は私だ」を虚偽と見ること。
私は私ではなく、私はあなたなのに私はあなたではないと錯覚している虚偽を虚偽と見ること。
目の前の相手とは私自身なのに相手とは自分自身ではないと錯覚している嘘を嘘だと見ること。
私は個人ではなく肉体でもない地球で一つの意識なのに自分を個人で、自分は肉体だと
錯覚しているこの虚偽を虚偽と見ること。
肉体や脳は私のものではなく神のものなのに、肉体や脳を自分のものであると錯覚したり、また
肉体や脳や肉体を使っているのは神なのに、自分が肉体や脳をコントロールしようとしているその
間違いを間違いと見ること。
思考は脳に受動的に起こっているので思考している人はいないのに、私やあなたが思考していると
錯覚している・・その虚偽を虚偽と見ること。
行為者はいない・・行為は脳を使って神がしているのに、肉体に結合した私やあなたが、自分が
行為していると錯覚していることを見ること。
私やあなたが生きているのではなく、神が私やあなたとして生きて演技しておられるのに私やあ
なたは自分が生きていると錯覚していることを見ること。
では虚偽の中に真理を見よとは何だろうか?
それは
自我を演じている神を神と見ること。
自分が呼吸しているのではなく神が全ての人で息をしていることを見ること。
スクリーンに映る映像(世界・内部・外部)は神が投影していることを見ること。
「私は自分が思考者だと錯覚しているのだ」ということに気づいているその気づきを見ること。
意識の座(意識のスクリーン)に投射されている映像ではなくてその意識の座(鏡)を見ること。
全ての人の中に在る鏡(意識のスクリーン)を鏡と見ること。
全ての人の中に、万物の中に、同じ神が生きて呼吸しておられることを見ること。
私達は「我の心」ではなく神の子である、その神の子を見ること。
私が生きているのではなく神が生きておられることを見ること。
そして
真理を真理と見るとは?
それは
私やあなたの中に神を見ること。
神以外に何ものも存在していないことを見ること。
(万物は量子である)
一切万物の中に神を見ること。
私もあなたも同じ神ご自身で在ることを見ること。
神以外に何ものも存在していないという、本当の現実の実相を見ること。
私はこれを自己観察と自己想起だと思うのです。
自己観察を通じて、この無我、真の私を見ることだと・・。