思考は現象界を知ることが出来ると思っている・・それは思考の傲慢であり、思考の無知である

 

自己実現の前であっても、人は多様性

 

多重性の能力を現すようになります。

 

それは生の重要な特質のひとつです。

 

あなたはその時、同時に沢山の場所に

 

顕れることが可能になり、又同時に

 

最小の中にも最大の中にも存在する

 

ことが出来る様になります。

 

 

私の感想

 

これは所謂悟りとか、聖者達を理解したということは

 

単なる自分だけの確証だけではなくて、具体的に高次

 

知覚や新たな霊的能力が顕現すると言うことであります。

 

思考が停止し自己実現即ち自我の終焉の前であっても、

 

私達である鏡(意識の座)から実在が光り輝き始め

 

「元来元々あった内奥の魂と繋がり」が活性化されて

 

私の現在のパーソナリティーの霊的諸体が本来の

 

働き(バイロケーション)が発揮されて来ると言う

 

ことでその悟りが客観的にも証明される訳であります。

 

 

具体的に肉体として地球上の沢山の場所に同時に自分を

 

現すことが出来る能力が現れるということであります。

 

また最小(原子や細胞)の中にも、最大(山や海や空)の

 

中にも存在することが出来る様になると言うことであります。

 

 

このバイロケーション(分身・同時存在)ということは

 

日本では弘法大師空海が有名ですが黒住宗忠や国安普明など

 

又海外ではピオ神父、ピタゴラス、大アントニウス、ポルフィリオス

 

テュアナのアポロニオス、フィリポなどがあります。けれどもこの

 

自我の終焉という自己実現に到達しても人知れず、そっと人類に奉

 

仕しているおられる方も数多くいることでありましょう。

 

いずれにしても真の悟りは、自分だけの思い込みや信念や

 

体験なのではなくて、具体的に超能力を遙かに超えた能力

 

や知覚が現われてくるということであります。

 

エレブナでは真我実現の前に、このバイロケーション以外

 

にも現在のパーソナリティーが魂と繋がる永遠の原子と

 

一体となることですべての過去世が意識化され、「見てい

 

るもの、見られているものすべてが私である」という真我

 

の意識が常にあると教えておられます。