我が国の神道の最高峰、黒住宗忠の言葉です
明け暮れ、ただ我を離れる事ばかり修行せよ。
時々刻々に常祓いに祓えよ。
寝ても覚めても心の祓い一筋に、懈怠なく祓
えば我なき所に至る。
我なきが、日月一体の真の人なり。
人の心は、もったいなくも、大御神様の御分霊
(みわけみたま)なり、ご分心なり。
罪を祓い、我を祓うて清浄無我の場に至れば、
すぐに神なり。
ー人々直ちに神の一柱なり。
有り難き御事ならずや。
されば、時々刻々に、神と離れぬようにせねば
ならぬ。
隔てのなきようにせねばならぬ。それが何より
肝要な道の修行なり!!
祓いは祓いなり。有るものをば祓い去って無
に至るなり。
心中一念欲せんとするや、善悪ともに、祓え
に祓い、一物も止めず祓い去る事なり。
これ常祓いなり。
この心一日もやまざれば即ち無に至るなり。
無に至りてなおやまざれば、
有り難く、嬉しく、面白き事の、言外にたと
えをもって言出しがたきほどの妙味あり。
是れ即ち「天心」に至るなり。
「人の心は、もったいなくも、大御神様の
御分霊(みわけみたま)なり、ご分心なり。
罪を祓い、我を祓うて清浄無我の場に至れ
ば、すぐに神なり。」