天地の有り難さに心を向け

ただひたすら心をもって心を養うように

・・黒住宗忠



私の感想

本当にこの言葉は素晴らしいですね。
肉体を見、呼吸を見、DNAの働きを見、
感覚や脳の働き、いのちの働きを見ると
只々驚愕し、驚嘆し、ひれ伏し、礼拝し、
有り難いばかりです。

「そして心をもって心を養うように」
とは起こっている事に対して条件反応を
繰り返している記憶(心)に対して

表面意識である心がどのように思い
どのように行うべきなのかを示して
おられるのであります。

心で以て心(潜在意識の記憶)に対して愛を注ぐこと。

心を非難したり、心を分析したり
心にレッテルを貼ったりせず
こころから心に対して
「ありがとうございます」
と感謝すること。
「愛しているよ」と語りかけること。
心に許しを請い、心に耳を傾け、心に懺悔すること。
・なのでありましょう。

私が見ている自我とは、見ている私である
私が見ている他者とは、見ている私の事である
と言われております。

自分や他人の中に自我を見て自我を自我を知覚している者は
他ならぬ、自我自身なのですと。

自我が自我を見ているのですと。
私が私を見ているのですと。


ですので自分の心で以て自分を愛するのであります。

それが心を養うことになるのでありましょう。
心である思考体と感情体(所謂神道の四魂)を育てることになるのでしょう。


それがまた仏教の言う八正道を歩む事なのでありましょう。

それは心に対してこころが正しく思い正しく行うことなのでありましょう。

それが黒住宗忠のいう「天照大御神の御分心である私達」が
私達である天の心を養うことになるのでありましょう。