私達と同じように思考や感情があると言っていましたが、偉大な叡智によっ
て誕生しそして維持され、生きておられるこの肉体にも、魂と繋がる私と同
様に思考と感情があって私達と同じように感じ考え思うのであると教えられ
ています。けれども肉体は私達の想念や行動の影響を直に受け、いつも消
耗させられ否定的な影響を受けて傷められていると言われているのです。
専門的に表現すれば、肉体には私達と同様にサイコノエティック体があっ
て私達と同様に、肉体独自の思考や感情があり、DNAによる肉体の運命に
従って、粛々と肉体は肉体の人生を歩んでいると言うことでありましょう。
しかし、肉体に入った私達である魂と繋がる私は、肉体と同じように「未形
成のサイコノエティック体」を持っており、肉体のサイコノエティック体の
思考や感情と、自分である未形成のサイコノエティック体の思考や感情そ
して私達の潜在意識にある記憶の思考や感情、それが引き起こす行為とを
混同してしまっているので肉体に対して否定的な影響を与えていると言う
ことでありましょう。
しかしまずいことには、肉体と結合した私達は私達の潜在意識にある記憶
と混濁してしまっているので、記憶のなすがままに為し、記憶が思うよう
に思い、記憶が見るように見、記憶が欲するように欲することで、私達
が結合した肉体を傷つけ、痛め、疲れさせ、困憊させてしまっているとい
うことであります。
ですのでヒューレン博士の言うように、肉体に対してお詫びし「私が記憶
と同一化して記憶が思うように思い、記憶が行動するように行動してしま
って君を傷つけ、君を苦しめて御免なさい、肉体さん!君を愛しているよ、
君に感謝しているよ」と語りかけることは、記憶に対して同じように接す
のると同じく、大切なことではないか・・・と思うこの頃です。