極限状況の中で
読者の皆様にご報告






実は私は狭山市の病院にて脳の血管の詰まりが見つかりまして6月19日
に入院し、21日にその血管の手術を同病院で手術を受け、28日に退院し、
本日7月1日にこうして再びPCの前にいるわけであります。その間に経験し
たローアーセルフとミドルセルフそしてハイヤーセルフとの邂逅についてお
話ししたいと思います。


私の場合すでに心筋梗塞を経験しそのため「エリキュース」という血液が
固まらない錠剤を常時使用しているので、手術のために鼠径部の動脈に
ステントを挿入し手術を行ったために、開けた傷口が速やかに回復するように
脳の手術後は、24時間のベッドの上での完全な絶対安静を経験しました。
身体は拘束され、腰が痛む中、寝返りはおろか一睡もできず、悶々と一切
動かせずただただ時間の経過をみつめている極限状況を過ごしました。


その後、急速に腎機能が悪化し、クレアチンの値が通常の倍の197まで一
気に上昇し、飲んだ水が膀胱にいかずに肺にたまりましていつもの呼吸の
1/3程度の苦しい状態に陥りました。


身体はなんとか肺にたまった水を出そうともがき、入院しておられるほか
の方々に迷惑をおかけしてはいけないとは思いつつも、自動的に肺にた
まっている水を出そうと起こってしまう大声が、声ならぬうめき声が必死に
病室内に響き渡ってしまっている極限状態でありました。


その状況が一日中続き、あまりの呼吸の苦しさの中、意識がもうろうとして
きた極限状況の中・・、



私(ミドルセルフ)はローアーセルフが記憶の塊であるという不思議な光景
をまざまざと見せつけられました。そうこうしているうちに息も絶え絶えの中
なんとかベッドから起きて壁に身を寄せていたとき、この私ミドルセルフの
すぐそばにハイヤーセルフの存在を感じました、それは明らかにこの意識
している私(ミドルセルフ)ではなく、また記憶の反応であるローアーセルフ
でもなく、私を観照している未知なる私ハイヤーセルフでありました。


・・・・・・・・・・・
ここから、この先は一切記憶がありません。意識を失っていたのでしょう。
・・・・・・・・・・・
意識が戻ったとき私は両手をきちんとそろえた状態でベッドで寝ておりました。
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そして、

肺からは水はなくなり、呼吸は穏やかになり、熱も下がり、尿も出始め腎臓の
クレチンの値は一気に101まで下がっていました。腎機能が戻ったのです。

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・・・・・・・一体何が起こったのでしょうか?

私にとって何が起こったのかは全くわかりません。

ただはっきりと言えることは
この苦しい極限状況の中で、ただひたすらに,私・ミドルセルフは記憶である
ローアーセルフに対して思考や感情である期待や結果や見返りや善悪の判断を
交えずに「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」「有り難うございます」
と念じ唱え続けていたことだけは確かであります。
(これはお念仏や祈りや祝詞でも同じことでありましょう)


これらの体験はこの様な極限状況を迎えなければ決して体験できなかったことで
あります。今回このように追い詰められた状況がなければ決してこのハイヤーセ
ルフとの遭遇はなかったことでしょうから、この体験に感謝し、私をこのように導
いてくださっておられる存在にこの場をお借りして感謝申し上げたいとおもいま



今回私が一瞥させていただいたハイヤーセルフとは、常時私を見つめてくだ
さっている観照者の私であることだと思います、それはスパーセルフとは異なって
いるたましいの私ハイヤーセルフであることだと信じております。

またこの表面意識の私は記憶で覆われていても決して思考である記憶・ローアー
セルフではなく自由意志とマインドを使用できるミドルセルフであることを体験させ
られました。



ローアーセルフ→記憶の反応(自動的に思考し行為している)
ミドルセルフ→マインドを使用でき自由意志がある私(しかし記憶と一体化している)
ハイヤーセルフ→魂の私・観照者・未知なる私(神の細胞の一つ)
スパーセルフ→サムシンググレート・源泉・全体・原子を生み出している空