正しい心と正しい行為のあり方
正しい行い、正しい思考と心の持ち方、ついて考えてみました。
正しい思いと正しい行いとは何でしょうか?
私が思うに正しい思いとは、思いや思考をそのままに、非難せず
判断せず、同一化せず、見守ることが正しい思い・思考のあり方
なのではないでしょうか。
(わたしはこれを知って50年も続けているのに未だに出来ていません)
起こっていることを非難せず、逃避せず、判断せず、同一化せず
受入れもせず、その起こっていることを、そしてそれに対して反応して
何かをしているその行為、それらに対して観照しているのが正しい
行為なのではないでしょうか?
自分が選択している・・その選択を静かに目を開いて見ていること
(選択がある限り、選択する自我があり、自我がある限りは思考が
働いていると言われております)
起こっている思考や感情、そしてそれに自分がどのように反応しているのかの
その自分の反応を、それらを判断や非難を加えずに静かに「見守る」こと
が正しい思いのあり方の様に思われます。
心の中で起こっている自己関心という心の動きを、心でしっかりと見ること。
至ろう成ろうとしている自分の思いや、自分の動機や願望、そしてその為に
起こしている行為を非難をすることなく、自分からの逃避をすることなく、
同一化のない澄み渡った温かい目でしっかりと見つめることではないでしょうか。
これが正しい思考の仕方ではないでしょうか。「する」のではなく、「しようとして
いる」ことを非難無く、暖かく冷静に「見る」ことが正しい思考のように思えます。
同じように正しい行為とは
行為に気が付き、行為を冷静に見守っていることが正しい行為なのではない
でしょうか