自己(自我)観察及び自己想起の重要性




日常生活に於ける自己自我の動きを観察することは
自己自我からの解放を目指している私達にとっては
非常に重要なことだと教えられています。

けれども
その為に必要なことは自己自我観察と同時に行う自
己想起も同じく重要だと言われています。

自己想起とは
私達には未知である「その私」を思うこと、留意すること。
思考なく観照している未知なる本来の私を思うこと、そ
の分離なき全体性の「愛・神の子の私」を思うことでしょ
うか?

この自己観察や自己想起とはピンからキリまで、それは
それは各人によって段階が異なっていましょうから、その
自己観察の中身は各人によって非常な違いがあります。

自己観察をしているつもりが自我の擁護や増幅をしてい
たりすることもあることと思われます。

しかしながら
ともかく自己自我を非難無く、分析や言葉を使用しないで
起こっているその自己自我をあるがままに好き嫌いしない
で観察することは非常に大切なことでしょう。
起こっている病気や健康、才能や障害、そして肉体の状態
失敗や成功、良いことと悪いこと、あらゆる出来事、そして
それに対応している私・人格の反応それらを全てを選り好
みせずに受容すること、その反応している自己自我に限り
なき愛を注ぐこと。

しかし、自己自我に思考で焦点をあてることは自己自我を
かえって増幅させてしまうと言われておりますので、自己
自我に対しては限りない「愛」をもって接するよう心がけた
いものです。