誤解



賢者の言葉は必ず人類には誤解される、理解されない

というのも、その言葉は心を超えている次元の意識から発せられているからである

賢者の言葉は必ず、人類に於いては人類の思考やマインドのフィルターを通過してしまうので

思考やマインドしか理解できない人類には誤解されるからである


賢者の言葉はどう理解するのか・・・その言葉は思考や心では理解できないことをまず知るべきである

頭脳の機能では賢者の高次元の知覚や認識を知ることは出来ないのである、

賢者の言葉は脳を超え、思考を超えている意識から発せられているからである


賢者の言葉は、次元が異なる意識からであるので、私達にとってはそれを考えることもできないし、理解することもない

賢者の言葉の中身が思考ではないからである、心ではないからである


賢者達が述べている言葉は、賢者の見ている現実であり、真理であるが故にそれを脳や心では理解できない

現在の人類には賢者は全く理解できないのである

賢者の普遍的意識を全く理解できないのである


・・・従ってその語られた言葉を人類は記憶し文書化し

・・・それを記憶して必然的に誤解する

・・・・記憶しかないからである、人工知能のコンピュータの能力がいかに拡大しても知覚も理解もできない


その賢者達の言葉は必ず、それを読む者によって誤解され曲解されてしまう、

思考には思考を超えた次元を理解できないからである

その言葉は「思考や心や脳ではない意識」から述べられているので知覚や理解はできないのである


私達の知覚・理解とは自分の現在のレベルにあわせて知覚し認識し理解することであり

私達の知覚理解とは脳の働きであり、心であり思考であるので、必ず分離しており、主体と客体に分かれており

脳に依存している



賢者達の知覚、認識、理解とは思考や心ではなく私達人類とは余りにもかけ離れているので、

その語られている真理は、私達人類においては必ず誤解歪曲、理解不能、認識不能となるのである


脳の働きや、思考や心では全くもって、その真理を理解することが出来ない

にもかかわらず、私達はその賢者達の言葉を記憶することで理解したと思ってしまっている

本を読んで、記憶して理解したつもりになってしまい

鸚鵡返しに理解しないまま賢者気取りになって、その言葉を繰りかえす

その真理を引き下げて自分流に勝手に解釈し誤解するのである

この誤解は歴史を見るまでもなく、地球人類の現状を見ればそれは明らかなことであろう


しかし、それを理解することは私達にとって決して不可能ではない

それ故に賢者達はあえて話しかけておられるからである


ハートに位置する現在のパーソナリティーが再形成され、生まれ変わることが起こったとき

(肉体の死や輪廻のこととは関係していない)

そこにその理解が、そして「自己自我という分離を含まない意識」が訪れる

それは可能なことだと教えられている